これで完璧、ファクタリング契約と取引の21のステップ

ファクタリングの契約は本当に簡単に申込できるのでしょうか。

インターネット広告では「簡単!即日入金!」といったものを見かけることがありますが、金融の世界で即日入金が必要と言おうものなら、まともな金融機関は蜘蛛の子を散らすように去っていきます。

ファクタリングは金融取引かつ利用方法によっては長期に亘る取引となりますので、慎重にひとつひとつ手続きをして、あとから「それは聞いてなかった・・・」とならないようにしなければなりません。

どんなことをするのかひとつずつ見てゆきましょう。

ステップ1 資金用途を明確にする

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まずすべきことは資金用途を明確にすることです。ファクタリングの場合はよほどの大きな金額の売掛金がない限り、設備投資には向かないかもしれません。主な用途は運転資金の圧縮と仕入れの資金や内部留保になるでしょう。

ここで、あまりにも収益につながらない資金の用途だと金融機関はしり込みすることがあります。

ステップ2 租税公課や社会保険の滞納を確認

税金の滞納中でも資金の用立てできます!と言った広告も見かけますが、そのような財務状況でファクタリングを利用するのは絶対に避けるべきです。この資金を入れて本当に事業継続ができる試算が出ていれば、やむを得ないこともありますが、非常に危険です。従って納税の状況や社会保険料の支払い状況などは払っていなくても審査はしてもらえますが、確認事項になっています。

 

ステップ3 希望調達金額を決める

ファクタリングの場合掛目といって売掛金に対してファクタリング会社が安全マージンを見ることがあります。100万円の売掛に対して80万円は前渡金融出来ますが、残りの20万円は売掛先の入金があってからになるといった具合です。

したがって、貴社が必要としている金額に調達できる金額が届くかどうかが最優先事項になります。金融機関へ伝えるべき最優先情報になります。

 

ステップ4 希望入金日を決める

入金される日にちも事前にリクエストを出しておかなければなりません。入金のタイミングによって、新たな短期借り入れが必要となってしまっては本末転倒です。希望日は記入機関へ伝えるべき第2優先情報になります。

 

ステップ5 希望手数料率を決める

希望金額、希望入金日に応えられる金融機関とは手数料率の話になります。手数料は相場と貴社の信用、取引先の信用によって決まっていきますが、主には取引先の信用が重要になります。手数料は安いに越したことはありませんが、希望金額と希望入金日がクリアできていなければどんなに安い手数料でも全く意味はありません。過去にファクタリングを利用したことがある方はその契約書の写しを用意しておきましょう。

 

ステップ6 必要書類を揃える

審査に必要な書類は主に以下になります。

・売掛先別売掛金明細(3年分)

・顧客別入金明細(3年分)

・会社案内

・税務申告書(過去3期分)

・決算書(過去3期分)

・勘定科目明細(過去3期分)

・月次試算表(直近3箇月)

 

ステップ7 効果について確認する

ここで再度、ファクタリングの仕組みについて理解しておきましょう。

・ファクタリングは借入ではない。

・元本返済はない。

・毎月の買取で手数料は毎月かかる。

・黒字もしくは単月黒字でも納税資金がない、ボーナスの資金がない企業でないと資産構築は難しい。

 

ステップ8 入金後から財務への組み込み(出口)の確認をする

付け焼刃の真水投入では経営の継続性において全く意味がありません。入金された資金を何にどのように使い、現状の手当てをするのか明確にしておく必要があります。

 

ステップ9 財務シミュレーションをする

ファクタリングで投入した資金をどう使い、1年後、3年後、5年後にどうなっているのか、財務シミュレーションをしっかりとして、ここで再度、何のためにファクタリングが必要なのかを考える。

 

ステップ10 何年後に積立へと移行できるか確認する

ファクタリングを利用する最大の効果は節税からの資産構築です。いつから貯金ができる体制になるのか、シミュレーションを参考に目標を確認します。

ステップ11 事務手数料とそれ以外の費用を確認する

ファクタリング手数料の内訳は事務手数料だけとは限りません。すべての費用をきちんと計算して、シミュレーションに反映することが重要です。

ステップ12 審査にかかる期間とスケジュールを確認する

希望金額と入金日、及び希望手数料を戦略的にきちんとリクエストすると審査の期間は意外とかかるものです。2週間から4週間を目安にしておくと安心です。

 

ステップ13 審査の申し込みをする

希望金額と希望入金日、そして希望手数料率が決まり、必要書類が用意できたら審査の申し込みをします。

 

ステップ14 審査の結果を受け取る

審査が終わると条件が提示されます。希望金額と希望入金日が満たされているかをまず確認しましょう。

 

ステップ15 手数料率を確認する

次に提示された手数料率を確認します。

 

ステップ16 もう一度財務シミュレーションをする

提示された手数料率で再度シミュレーションをします。経営が改善する確認が持てたら、契約の申し込みになります。この時点でキャンセルする場合、キャンセル料が発生する場合もあります。

 

ステップ17 金融機関との面談

多くの場合、契約締結と同時進行で金融機関が訪問しに来ます。その際に代表者と経理担当者(医療機関の場合はレセプト担当者)の面接があります。面接内容は財務諸表などの不明点についてですが、事前に質問票が渡されるケースもあります。

 

ステップ18 本契約のための書類を揃える

追加書類が必要なケースは揃えます。納税証明書や印鑑証明、医療機関の場合は医療機関コードやレセプト担当者の身分証明書のコピーなどが必要です。許認可事業を行っている場合は事業所番号の記載された許認可証のコピーが必要です。印鑑証明などは取得日から3ヶ月以内のものが必要になります。

審査後に本契約に移る前にファクタリング会社から案内があります。

 

ステップ19 契約書を締結

契約の内容をよく読み合わせして、わからないところは必ず聞くようにしてください。契約書は2部あり、同じものであるかを確認して割印をするようにします。

 

ステップ20 買取金額の入金確認

入金前に金額と入金日の確認のお知らせがファクタリング会社から来ますが、当日は確実に入金を確認するようにしましょう。

 

ステップ21 次回入金日及び金額の確認

次回の入金日や今後の入金タイミングなどは逐一確認する習慣をつけてください。

 

まとめ

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いかがでしょうか。細かく見ていきましたが、そんなに気軽にできるものではないことがわかります。ファクタリングはカードキャッシングの様にちょっと借りてさっと返すというようなものではありません。借入ではないので、借入と同じ感覚で使うのはトラブルのもとになります。

 

必ず戦略的に資産構築の目的で利用するようにしましょう。

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