ファクタリングを理解するための10か条の教科書

今年残るお金がいくらなのか?5年後は?10年後は?という観点からファクタリングを見てみることが戦略的に考える「正しい考え方」なのだと思います。

例えば、火やナイフなど生活に便利なものは、利便性と引き換えに危険性も兼ね備えています。便利な道具を使いこなす「正しい考え方」が必要なのです。

「経営のあるべき姿に向かうことにしか興味はない」という経営者の視点で本サイトは構成されています。そのためだけに整理整頓された情報をぜひご確認ください。

目次

大切なのは手法ではなく、経営のあるべき姿

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  1. 本サイトではファクタリングを利用するかどうかではなく、あるべき姿は何かを考えてほしいと思っています。

10年以上経営をしている中堅・ベテラン経営者の皆さんと士業とかコンサルタントなど専門家と言われる人たちの間で本当の意味では共有出来ないただ一つの話題があります。

 

それは、「その会社に対しての覚悟と想い」です。それはその経営者の人生の目的とリンクしていますし、効率や手法で片づけられるような問題ではないからです。専門家は得てして手法同士を比べて話し、経営者はその先に輝く未来があるかないかだけしか見ないからかもしれません。

 

そしてそれは会計の考え方にはっきりと出る場合があります。紙の上ではなく

・本当に残る(使える)お金はいくらなのか?

経営者にとってはこれが最も重要であり、

・そのお金を何に使うのか?

経営を継続していく上では最も重要なことです。

 

キャッシュフロー経営という言葉がありますが、目的は「お金を残す」というシンプルなものである必要がありますし、そのお金は万が一のクライシス(世界的な不況や自然災害など)に対しても家族と社員の生活を守れるよう、貯めていかなければなりません。

 

キャッシュフロー経営のひとつの指標は

・毎月いくら貯めることが出来ているか?」

・この10年でいくら貯まったのか?」

・次の10年でいくら貯めるのか?」

ではないでしょうか。

 

経費を抑えて売上を上げるという方法以外で、このキャッシュフロー経営の目的にたどり着く手段があるとすれば、それは「ファクタリング」だと考えています。ただし、正しいゴール設定と正しい考え方、そして正しい知識・認識と素直な心があればの話です。

 

その一方で、ファクタリングという名目で、本来使ってはいけない人たちにお金を融通して、結果、廃業に追い込んでしまう悲しい例も見受けられます。

 

正しい考え方とは入金と出金(経費)そして税金のバランスでその年の貯金をつくり、暦年でしっかりとした財産を築くということです。ご存知のように入金を増やし出金を抑えれば、より多くの税金がかかります。

 

今年残るお金がいくらなのか?5年後は?10年後は?という観点からファクタリングを見てみることが戦略的に考える「正しい考え方」なのだと思います。例えば、火やナイフなど生活に便利なものは、利便性と引き換えに危険性も兼ね備えています。便利な道具を使いこなす「正しい考え方」が必要なのです。

 

「経営のあるべき姿に向かうことにしか興味はない」という経営者の視点で本サイトは構成されています。そのためだけに整理整頓された情報をぜひご確認ください。

 

  1. 自社の資産である売掛債権を資金化するファクタリングの意味

(詳しくはこちら、売掛債権を資金化する4つのメリット

ファクタリング会社に売掛債権を譲渡して資金調達する「ファクタリング」という手法をご存知でしょうか。

売掛債権とは企業間で商品やサービスを販売する際に、将来、売り手が代金を買い手から受け取る権利をいい、ファクタリングとは企業の売掛債権をファクタリング会社に譲渡、売却化して資金化することです。

売掛債権譲渡、売掛債権買取や医療業界では診療報酬債権買取とも言われており、企業はこれを利用することで、資金繰りに余裕ができるほかリスクヘッジやキャッシュフロー経営の推進に役立ちます。

 

  1. 黒字倒産リスクを回避するための手段

(詳しくはこちら、黒字倒産を防ぐためにコントロールすべき4つのリスク

「勘定合って、銭足らず」という言葉があるように、実際の経営は利益が出ていてもお金(キャッシュ)が無くなったら倒産します。実はこれはすごく怖いことです。

もちろん、経営の指標として売上や経常利益も大事です。しかし、借金があって銀行に返済が出来なくてもすぐに会社は倒産しませんが、キャッシュとりわけ従業員に払う給与が無くなったら会社は即倒産します。

それほどキャッシュのコントロールは重要と言えます。

 

  1. ファクタリングは経営改善の特効薬になる

(詳しくはこちら、ファクタリングにおける経営改善の7つの特効薬

ファクタリングの大きな効果として、資産の流動化、つまり後払いになっているお金がすぐに手元に入ってくるということがあげられます。

世の中の現金商売を営む商店がつぶれないと言われるように、現金化が早いビジネスというのはそれだけで、強い経営と言えるのです。

 

  1. 手形決済に代わる主流の決済方法

(合わせてこちらも、中小企業が手形を使わない3つの理由

ファクタリングに似た機能として「手形」というものがあります。大企業では一般的ですが、近年その取扱量はどんどん減ってきています。

手形の流通量はピークの1990年は4,797兆2,906億円だったのですが、バブル崩壊後は激減し、2001年は1,000兆円を割り込みました。その後も減少をたどり、2014年の手形交換高(332兆6,553億円)は、ピークのわずか6.9%まで減少しました。2013年に代替機能として期待された「でんさい」も2014年時点で手形交換額のわずか1.4%とふるわない状況です。

中小零細企業に「手形」を扱わせてくれる金融機関はほとんどなく、また受け取ったとしてもさっさと割り引いて現金化してしまうのが通常です。この手数料は通常8%くらいです。手形は印紙代や割引などの手間が多く、大手は既に電子手形やファクタリングに切り替えてきています。

なかでもこの手形に代わる機能として中小企業でも使えるファクタリングは注目されているのです。

 

  1. ファクタリングはビジネスを加速させる

(合わせてこちらも、ファクタリングで活性化するビジネスモデル10選

手元に現金があるとビジネスは加速します。仕入れ時にキャッシュディスカウントを要求が可能となり、運転資金の確保が少なくなるなど、素早い投資と意思決定が出来るようになります。

 

  1. ファクタリングと売掛債権を担保にした融資は似て非なるもの

(詳しくはこちら、ファクタリングと流動資産担保融資制度の3つの決定的な違い

ファクタリングに似た資金調達方法で流動資産担保融資制度(ABL保証)というのがあります。流動資産担保融資制度というのは売掛債権や棚卸資産を担保にして、お金を借りるということです。

一見同じように見えますが、ファクタリングは借金ではないので、その効果は全然違います。経費にはならない元本返済には原資が必要になり、その原資は純利益から払わねばなりません。純利益を得るためには、税金をしっかり納めなければいけません。

金融機関から融資を受けるということは、節税することは難しくなるということを意味します。

 

ファクタリングという資金調達法の可能性

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  1. オフバランス化と直接金融の可能性

(合わせてこちらも、直接金融がもたらす3つの経営改善の可能性

ファクタリングにより売掛債権を売却すると、資産として貸借対照表(バランスシート)に記載されていた「売掛金」が記載から外れます。(現金化されます)。

その現金で買掛金を解消したり、短期借入を返済したりして、総資本を小さくすることをオフバランス化と言いますが、かつてのように不動産価格が上がり続ける環境にない昨今は大企業でも在庫や不動産を証券化してバランスシートをスリム化したり、ファクタリングを活用したりしています。

従来の不動産担保による金融機関からの融資に代わって、売掛債権売却などの自前の直接金融が資金調達の手段として根付いて来たと言えます。

 

  1. 直接金融の具体的な手法

(合わせてこちらも、経営が変わる直接金融の3つの具体的な方法

直接金融の具体的な手法として下記があります。

負債の部に対応したデッドファイナンス(負債を増やす)

・流動資産担保融資、売掛債権担保融資など

資本の部に対応したエクイティファイナンス(資本を増やす)

・第三者割当増資、従業員持ち株制度など

資産の部に対応したアセットファイナンス(資産を減らす)

・ファクタリング、債権証券化など

 

  1. 重視されるキャッシュフロー経営

(合わせてこちらも、4つの理由からお勧めするキャッシュフロー経営

資本主義の原理原則の徹底した欧米企業では、早くから企業経営にはキャッシュフローの概念が定着していました。売掛債権の売却によるファクタリングで早期に資金回収し、余裕資金を利益重視の再投資をするのが常識でした。

日本古来の不動産担保による資金調達のみでは経営のスピード化の波にはついていけなくなっています。

 

  1. 売掛債権による資金調達が主流になる

(合わせてこちらも、売掛債権による資金調達で変わる3つの未来

平成11年の経済戦略会議による「日本経済再生への戦略」でファクタリングの有効性が認められ推奨されてから、平成13年の売掛債権担保融資保証制度の受付開始、平成25年から始まった「でんさい」の不振、流動資産担保融資制度への拡大、そして地価の下落と、ファクタリングが最優先の資金調達方法になる方向にすでに社会は動いています。

 

ファクタリングとはそもそも何なのか

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  1. ファクタリングとは

(詳しくはこちら、ファクタリングを正しく理解する24のポイント

ファクタリングとは広義では様々な機能を指しますが、中小企業が利用するという点においては、売主が顧客に商品の販売やサービスの提供をして得た売掛債権をファクタリング会社(ファクター)へ譲渡して、ファクターはこれに対し。前払いによる金融を行ったりすることと言えます。

 

  1. ファクタリングの歴史

(合わせてこちらも、ファクタリングの歴史から見える利用すべき3つの確信

ファクタリングは16世紀のイギリスで生まれ、アメリカで成長したと言えます。主に繊維業界を中心にエージェントと呼ばれる人たちが売掛金回収のリスク回避や効率化のために利用して、今日まで発展してきました。

ヨーロッパでは国際取引にも頻繁に使われ、一般化していますが、日本においては国際取引において日本特有の総合商社の働きにより、ファクタリングに似た機能を補完していました。日本でファクタリングが一般的にならなかった理由の一つと言えます。

 

  1. ファクタリング業界の現状

(こちらも参考に!選ぶべきパートナーはどこか?ファクタリング業者選び5つのポイント

現在、国内においてまだファクタリングは一般的とまでは言えません。その理由として、ファクタリングは3社間で行うのが一般的ですが、利用者は売り先に資金が忙しいと勘ぐられるのを気にして、利用に乗り出せないケースが多いからです。

そのため2社間ファクタリングという方法もありますが、ファクターのリスクが大きすぎるため、手数料は非常に高いものになっています。ここに消費者金融から流れてきた悪徳な業者が混じっていることもあるので、十分な注意が必要です。

 

  1. 経済産業省の見解

経済産業省は以下のような認識を表明しています。

 

中小企業では自己資本の比率が 27.3%であるのに対し、借入金の占める割合が 40.7%と高く、金融機関の貸出態度の影響を受けやすい資金調達構造となっている。

 

中小企業が有する売掛債権(受取手形を含む)は 2005 年度で 91.0 兆円であり、従来から担保として利用されてきた土地 86.9 兆円に匹敵する規模に達している。また、中小企業の在庫(棚卸資産)は 46.9 兆円である(図表4)。そこでこれらに着目し、不動産担保に依拠せずに中小企業者が有する売掛債権や動産を担保とした融資の拡大を通じて、中小企業の資金調達の円滑化を図ることが期待されている。しかしながら、現在、売掛債権担保や動産担保はほとんど活用されていないといってよい。

 

売掛債権担保の活用に係る課題は、売掛債権を担保に資金調達することが風評被害を招きかねないという点である。つまり、「売掛債権にまで手を出さなければ資金の調達ができず、資金繰りが苦しい企業である」とみなされる懸念があるということある。

この問題については、売掛債権を活用した資金調達が正当な資金調達手段であることの周知徹底が必要である。

 

~売掛債権担保及び動産担保の活用に向けて~ より一部抜粋

http://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/keizai_prism/backnumber/h19pdf/20073801.pdf

 

ファクタリングという金融サービスの特徴

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  1. 融資とファクタリングの違い

決定的な違いは元本返済がないことによる節税の可能性といえます。

  1. ファクタリングと売掛債権を担保にした融資保証制度の比較

(詳しくはこちら、ファクタリングと流動資産担保融資制度(ABL保証)の3つの決定的な違い

この2つは似ているが、売掛債権を担保にした融資保証制度も融資のひとつであることがお分かりいただけると思います。

  1. 総合商社の機能とファクタリングの関係

(詳しくはこちら、ファクタリングと総合商社の機能で似ている5つのポイント

間に入って代金を前払いしてくれるという機能において、両者は似ていると言える。

  1. ファクタリングにはどんな種類があるのか

(詳しくはこちら、事前に知っておくべき、ファクタリングの5つの種類

買取ファクタリング 売掛債権の早期資金化が可能になります。債権のオフバランス化を図ることができ、バランスシートのスリム化につながります。本サイトで言う「ファクタリング」とは主にこれを指します

医療ファクタリング(診療報酬債権ファクタリング、介護報酬債権ファクタリング)医療機関の社会保険診療報酬支払基金や国民健康保険団体連合会(国保連)への診療報酬(レセプト)をファクタリング会社が買い取り、早期資金化するサービスです。 買取ファクタリングの一種です。

保証ファクタリング 取引先の倒産等によって売掛金や手形などの売上債権が回収不可能になるというリスクを回避できるサービスです。

一括ファクタリング 債権者側(支払い先・下請け)の会社が債務者側(支払い元・元請け)の会社に対して有する売掛債権をファクタリングサービス会社が買い取り、債権者側の会社へ支払いをする金融サービスをいいます。大手小売店などが利用しています。

国際ファクタリング 海外の売掛金を支払保証する事で、輸出取引を安心・確実に行うことができるようにしたサービスです。

 

  1. ファクタリング契約で必要なもの

(合わせてこちらも、これで完璧、ファクタリング契約と取引の21のステップ

・売掛先別売掛金明細(3年分)

・顧客別入金明細(3年分)

・会社案内

・税務申告書(過去3期分)

・決算書(過去3期分)

・勘定科目明細(過去3期分)

・月次試算表(直近3箇月)

これらは全て審査に必要な書類です。これらの提出の要求がない場合は、気を付けたほうが良い業者かもしれません。

 

  1. ファクタリングの法律関連の問題について

(詳しくはこちら、知らないと危ない。3つのファクタリング関連の法律

ファクタリングの債権譲渡は特殊です。民法の債権譲渡は個々の取引の個別の譲渡ですが、複数、多数、将来債権も含めた事前譲渡を意味します。

ファクターに譲渡した債権はファクターの名義になります。この債権を担保に融資などを受けますと二重譲渡となってしまいます。

また、民法466条により債権の譲渡禁止特約の問題もあります。

 

  1. ファクタリングを利用すべき人と利用してはいけない人

巷では「銀行融資を断られた企業の最後の資金調達手段」とか「赤字でも借りられます」といったファクタリングを煽る広告を見かけることがありますが、この点をきちんと理解しなければ、ファクタリングは単なる「高利貸し」のような誤解を招くことになります。

実際に会計や法律の専門家と呼ばれるような職業の方でも、ファクタリングを「高利貸し」と勘違いしている人もいるのが残念です。(2社間ファクタリングなど、あえてそういう使い方をすることも出来ますが、もっと本質を見ていただきたいものです)

 

ファクタリングを利用すべき人は以下のような人です。

・毎年、消費税や税金を払うと赤字になる

・黒字なのに現金がない

・従業員のボーナスを払うために毎年短期借り入れを繰り返している

 

逆に利用してはいけない人は以下のような人です。

・単月の赤字が解消できない

・固定費が粗利益を超えている

・固定費の削減が限界まで来ている

 

ファクタリングは戦略的に使うものであり、一時しのぎの奇跡の資金調達方法ではありません。

 

ファクタリングの具体的な活用事例

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  1. 償還請求権なしの売掛債権買取とは?

ファクタリングには償還請求権付となしがあります。償還請求権とは売り先が倒産した時にあなたの会社にファクターからの請求が来るか来ないかということです。本来のファクタリングは償還請求権なし(ノンリコース)のことを指します。

 

  1. クリニック経営でのファクタリング活用事例

(合わせてこちらも、診療報酬債権の買取が経営をよくする12の理由

クリニック経営においてはファクタリングを利用することで劇的に経営がよくなります。通常、保険診療を行った場合、診療つまり売り上げの計上から入金(保険支払機関からの入金)までには約2か月を要します。

しかしながら、決算上は2か月の入金ショートのままで利益を計上し、納税することになります。ここに借入金返済などがあると、節税もしにくくなり、いつでも現金が足りない状態が続きます。

ファクタリングはこの状態を解消することにより、資金に余裕が生まれ無用な借入による税金の払いすぎを防ぐことが出来ます。

  1. 儲かっているクリニックはどのような資金調達をするのか

大手の医療法人は最優先の資金調達は「ファクタリング」です。そしてリースなどを活用し資産を経費化し、足りない分だけ融資を受けます。多数の分院展開をしている医療法人では現金預金無し、借入無しで分院をつくることも可能です。

  1. ファクタリングの会計処理について

勘定処理は以下の様になります。詳しくは必ず顧問の税理士先生に確認してください。 (1000万円の債権を900万円で譲渡した場合)

■債権譲渡時(資金調達時)

現預金900万円/売掛金1000万円

債権売却損100万円/

 

また、ファクタリングは債権の売買なので消費税は不課税となり消費税の対象外になります。手数料に関しても不課税の費用となるので消費税の対象外です。別途費用に関しては消費税の対象になります。

 

診療報酬債権買取利用の具体的手順

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  1. 診療報酬債権買取を利用するには

(詳しくはこちら、これで完璧、ファクタリング契約と取引の21のステップ

ファクタリング会社に書類を揃えて申込むだけです。一見簡単に思えますが、実際はそうでもありません。ネットで広告を出しているようなところや「すぐ借りられます」などと煽っているようなところは絶対に避けるべきです。

  1. 買取機関による信用審査

(合わせてこちらも、診療報酬債権買取においてレセプト担当者が重要な4つの理由

診療報酬債権買取機関(ファクター)は詳細な信用調査をします。審査期間は短い場合が多いですが、取次の業者もこの件については金融機関と同じレベルで厳しいと思ってください。逆に厳しくないところは危険です。

  1. 審査の際に注意すべきこと

(合わせてこちらも、ファクタリング審査が滞る3つの理由と絶対NGな4つのこと

ファクタリングは戦略的資金調達手段なので、まともなファクターは「急いでいる」とか「急に用立て欲しい」などというと、断られてしまいます。また、資金用途が曖昧なのも審査が通らない主な要因です。すぐ受けてくれるところは危ないと思った方がいいでしょう。

  1. 手順を誤るとうまくすすまない

(詳しくはこちら、ファクタリングにおいて押さえるべき3つの条件とその優先順位

ファクターは経営の透明性を重視します。書類を揃える時に時間がかかりすぎるなど、金融機関と貴社の担当者との意思疎通がうまくいかないと、審査前でも断られてしまうことがあります。金融機関との金融取引だということをきちんと認識せずに手を抜いてしまうと、せっかくの銀行借入よりも大きなメリットを享受できなくなります。

  1. 手数料などの諸費用について

住宅ローンの借り換えでもそうですが、審査から申し込みには手数料がかかるのが一般的です。手数料がかからないところはそれなりの理由があると思ってもいいでしょう。調達する金額によって手数料は変わります。ファクタリングの手数料は借り入れの金利とは考え方が全く異なるので、単純比較は意味がありません。

ファクタリングの手数料が借入に比べて高いという指摘をたまに見かけますが、利用しない人、利用したことがない人、または本質がわからない人の意見だと思われます。手形の割引手数料が概ね1回あたり8%なのに手形割引が頻繁に利用されていることからも、また、大手企業が手形からファクタリングに切り替えている事実からも、金利と手数料の単純比較にまったく意味がないことはお分かりと思います。

得られる結果(最終的に残るお金)と計算方法が違うので当然です。

 

ファクタリングが解決する問題

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  1. 資金が足りない

(詳しくはこちら、資金が足りなくなる3つの理由と売掛債権買取で解決できる3つの事

黒字のはずなのにお金がない。税金を払うと赤字になる。短期借り入れを繰り返している。こんな企業には向いています。

  1. 税金を払いすぎる

(合わせてこちらも、税金とうまく付き合うための4つのファクタリング利用法

節税してもっとお金を貯めたいが、なぜか払う税金が減らないという方にファクタリングは向いています。

  1. お金が借りられない

(合わせてこちらも、金融機関と友好的にお付き合いするためのファクタリング活用法5つ

赤字でもないのに借入枠がいつの間にかいっぱいで、融資が通らなくなっている。収益性と固定費の使い方に問題がなければ、ファクタリングで経営は劇的に良くなります。

  1. ファクタリングで解決できない問題

・万年赤字で脱却できない

・本業で黒字が確保できない

・資金を入れてもまた来月資金ショートする

・資金を入れても貯金できる体制が見えない

このような会社にはお勧めしません。ファクタリングは健全な会社がより多くの資産を残すため、または黒字なのに資金が積みあがらない会社が資産を残す体制にするために利用するものです。決して、万年赤字の会社を救う奇跡の手段ではありません。

 

ファクタリングの取扱機関について

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  1. ファクター(ファクタリング取扱機関)とは

(合わせてこちらも、ファクタリング取り扱い会社(ファクター)の9のホンネ

ファクタリング会社の多くは大手金融機関出資の子会社か中規模の金融機関です。民間のファンドも存在しますが2社間のファクタリングしか扱っていないところが多く、医療機関などには向いていません。

  1. どのような業者と付き合えばよいのか

(詳しくはこちら、怪しい業者かどうか見分けるための10のポイント

ファクタリングは買取のため、貸金業ではありません。そのため、怪しい業者も存在します。確認すべきは契約書を交わす相手はどこなのか、銀行や証券会社などの業容が信頼できる業者かということです。

  1. ファクターはなぜ営業してこないのか

(合わせてこちらも、債権買取の解消をすすめる専門家がわかっていない4つのポイント

ファクタリング業者(ファクター)は売掛債権というリスクを買い取る仕事です。貸金業との違いの認識も国内ではまだまだ高いとは言えません。そのため、ファクタリング業者(ファクター)から営業するということはありません。

あくまでも来たものを審査するという姿勢です。なぜなら優良なファクタリング業者(ファクター)は母体が大手メーカーや大手金融機関なのでお金に困っているところはないからです。

 

売掛債権を担保にした融資保証制度とファクタリングの違い

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  1. 政府も後押しする流動資産担保融資制度とは

(詳しくはこちら、ファクタリングと流動資産担保融資制度の3つの決定的な違い

売掛債権担保融資保証制度は融資つまり借入ということになります。借り入れをするということは元本の返済が必要となり、そのための納税も必要となります。

会社の資金的危機の臨時的手法にはなるかもしれませんが、戦略的に会社の資金を増やすのはなかなか難しいということになります。

一方ファクタリングは元本返済がないので、スピード経営、キャッシュフロー経営が可能になり、資産構築や再投資が可能になります。

  1. 売掛債権を担保にした融資保証制度の生まれた背景

(合わせてこちらも、流動資産担保融資制度を知る13のポイント

売掛債権担保融資保証制度は平成13年に中小企業の資金調達の多様化、円滑化を図るために創設されました。さらに2007年の中小企業信用保険法改正(平成19年6月1日法律第70号)により同制度は流動資産担保融資制度(ABL保証)へと拡充されました。

それまでの主に不動産頼りだった担保を売掛債権に広げたことで、売掛債権は資産だという見解を拡げた功績は大きいと思います。ファクタリングとは機能が違うため、新たな借り入れの手段として、地位を築きつつあります。

 

ファクタリングで経営はどう変わるか

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  1. 売上が同じでも資金が増える

(こちらも参考に、キャッシュフロー中心の経営が企業にとって有益な12の理由

経営が苦しいのは手元に資金がないからです。ファクタリングは自らの資産を現金化するので売り上げを伸ばす必要なく、資金が増えます。

  1. 財務体質が強化され銀行からの評価が上がる

(こちらも参考に、ファクタリングで財務体質を強化する7つのポイント

オフバランス化により貸借対照表がスリムになり、財務状況が健全になります。大きな金額を長期で借入する必要がある場合には財務諸表がきれいなことが重要なポイントとなります。

  1. 資金があれば工夫が出来る

(こちらも参考に、ファクタリングで活性化するビジネスモデル10選

資金の余裕はビジネスにおいて様々なアドバンテージを生みます。市場に対してもライバルに対しても先手を打つことで有利に進めることが出来ます。資金の余裕がない企業は打つ手が全て後手に回り、かえってコストがかさむという負のスパイラルに入ってしまいがちです。

  1. お金が貯まる

(こちらも参考に、ファクタリングが節税に効く7つの理由

どんなに業績を伸ばしても会社にお金を残さなければ、リーマンショックや自然災害などのクライシスによって生命を絶たれることがあります。お金を貯められる体制を築くことが大切です。間違った節税は結果として企業を殺してしまいます。

 

ファクタリングとリスクマネジメント

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  1. ファクタリングはリスクなのか

(詳しくはこちら、ファクタリングを利用する際の4つのリスク

ファクタリングの手数料や手形の割引料をリスクと考えることができるでしょうか。ファクタリングにおけるリスクは放漫経営による安易な資金調達になってしまうこととファクタリング契約を短期間で解消してしまうことです。不勉強で短期的ファクタリングを使うことはリスクと言えます。

  1. 銀行借入のリスク

(合わせてこちらも、)

銀行借入は企業にとって逃れられないリスクがあります。それは納税です。元本返済がある以上は納税を回避することは出来ませんし、覚悟しなければならず、借入を繰り返した結果、よほどの増収増益を繰り返さない限り資産が積みあがらないことになります。

  1. ファクタリングを利用するうえでのリスク

(こちらも参考に、診療報酬債権買取においてレセプト担当者が重要な4つの理由

ファクタリングを利用するうえでのリスクは経営者以外のところにあります。例えば医療機関の診療報酬債権ファクタリングの場合は、リスクは事務長や身内の財務責任者ということになります。

目先の手数料などを気にするあまり、調達金額が足りなくなったり、期日が間に合わなかったり、決算後の手元資金の状態で判断できないなどのリスクがあります。

 

まとめ

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「節税という名の無駄遣いをしなければ、お金が残せたのに・・・」

「従業員のボーナス支給のために繰り返していた短期借入を10年前にやめていたら・・・」

こんな声がファクタリング利用者からは聞こえてきます。 他にも、もっと早くに勉強すればよかった。節税とはお金を残せて初めて意味がある・・・など、資金管理というのは入口から出口まできちんと設計していなければ、単なる帳簿合わせです。

ファクタリングという手法に頼らずとも、毎年予定通りの資産を「現金預金やそれに準ずる流動性の高いもの」で積み上げられてさえいれば、経営の目的には向かっていると言ってよいでしょう。

本サイトはそうなっていない経営者に向けての情報の提供が目的です。

中小企業においては、ファクタリングを正しく理解して、正しく活用できている人はまだ少ないのが現状です。ファクタリングの良さは手元資金に余裕ができることによるスピード経営、キャッシュフロー経営です。

そのためには経営者自らが学び、資金の最大化のために全体最適を考えながら、戦略を立てる必要があります。国内の信用力のあるファクターは大企業で大きな金額しか扱えないという現実もあります。

このサイトでしっかり学んで、しっかりとした経営基盤を築いてくださいますことをお祈り申し上げております。短絡的なファクタリングの利用により、経営的なダメージを負わないよう、しっかりと戦略をもって資産を最大化しましょう。

 

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