診療報酬債権買取においてレセプト担当者が重要な4つの理由

病院やクリニックなどが利用するファクタリングは診療報酬債権買取ともよばれます。この診療報酬債権買取において重要な役目を果たすのが「レセプト担当者」です。ファクタリング会社はレセプト担当者とのやり取りをとても意識しています。リスクは意外なところにあるものです。

理由1 金融機関の担当者との窓口になる

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レセプト担当者はファクタリング会社との窓口になります。多くの場合、ファクタリング会社は金融機関ですから、銀行と同じような対応が必要です。金融機関の担当者はレセプト担当を通じて、院長や理事長からは得られない情報を得ようとします。そのため、笑顔で爽やかな応対は必須ですが、うかつなことは言えないのです。

 

理由2 クリニックの信用は担当者でもみられている

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クリニックの信用は主に決算書による経営状態と診療報酬の請求履歴と支払機関からの支払い実績を照らし合わせて「返戻率」を求めることにより担保されています。そしてもちろん、院長や理事長の人柄も見ています。

 

しかし、それに加えてファクタリング会社はレセプト担当者の人柄や態度、仕事のへの情熱、組織への忠誠心、社会的正義感などをみているのです。最悪の場合、組織体制の見直しがファクタリング実行の条件になることもあります。

 

実際に本審査の前にファクタリング会社による面談があります。この時は院長や理事長だけでなく、レセプト担当者も面談があり身分証明書のコピーの提出も求められます。人選は勤続3年以上の方が望ましいです。

 

理由3 院内の意思疎通が出来ているかの指標になる

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ファクタリング会社は診療報酬債権の買取にあたり、下記の書類の提出を求めてきますが、書類の提出のスピードも審査の好悪も苦に入っていることがあります。

 

・診療報酬の請求履歴(3年分)

・支払機関からの支払い実績(3年分)

・会社案内

・税務申告書(過去3期分)

・決算書(過去3期分)

・勘定科目明細(過去3期分)

・月次試算表(直近3箇月)

 

院長や理事長が指示したことに対して、どれくらいの優先順位とスピード感をもって実行されるのかというのを見ているのです。

 

理由4 最後は全て院長の責任

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レセプト担当者の評価が低かったからといって、取引が出来なくなることはよっぽどのことはない限りありません。しかし、社内ガバナンスの見直しやレセプト担当者の変更の勧告を受けることはあります。

 

レセプト担当者の怠慢等で振り込まれるはずの資金が遅れたり払われなくなったりしたら、経営に大きなダメージを負うことになります。最後は必ず院長や理事長の責任になります。院長や理事長にはレセプト担当者の任命責任、監督責任があります。

 

レセプトの見直しが経営を上向かせる

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診療報酬点数の改定は2年に1回、介護報酬点数の改定が3年に1回あり、6年に1回はダブル改定になります。

 

この時にしっかりと対応するだけで、経営はぐっと良くなります。逆に対応が遅れると、一気に苦しくなることもあります。

 

言い換えると2年に1回は小さな波が、6年に1回は大きな波が来ることになります。その大波小波に備えるということはどういうことでしょうか。

 

研究して対応するまでの時間や人員、対応までの間に落ちてしまう医業収入の補てんなど、備えていなければきつい状況になります。逆に備えていれば、来るべきものとして対応できます。

 

そのためには診療報酬債権買取にて資金を前倒しし、節税して貯金する体制をつくることが「備え」になります。

 

まとめ

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地域包括医療政策により、クリニックの地域での重要性はますます増していきます。その一方で診療報酬点数改正による波にも対応して継続していかなければなりません。社会背景も含めて、今後ますますレセプト担当者は重要になっていきます。診療報酬債権買取を機に院内で地域診療継続の意義(経営)について話し合ってみてはいかがでしょうか。

 

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